離婚

離婚してシングルマザーになることへの不安

現在、離婚調停中。

夫と不仲になり「離婚」の2文字が頭に浮かぶようになった頃から、シングルマザーになる不安はとても大きいものでした。

むしろ、その不安ゆえに離婚の決意がなかなか定まらなかった時期もありました。

そして、いよいよ離婚が現実化してきたけれど・・やはり不安なものは不安なのでした。

シングルマザーは貧困や過酷な生活を送っている?

すごく勝手なイメージで申し訳ないけど、よくドラマや漫画などで見かけるシングルマザーは「貧困」と隣り合わせであることが多いです。

すごくベタなイメージだと、昼間は工場で働いて夜は子どもが就寝した後に水商売に出かけるとか(なんかイメージ古いけど昭和生まれなもんで・・)。

仕事と育児でヘトヘト、髪はボサボサ、金も時間もない、恋なんてもってのほか・・など(書いていて気づいたけど十分今のわたしにも当てはまっている)。

実際のところ、どうなのかはわかりません。

実際になってみないとわからないと思います。

ただ、今まで専業主婦でワンオペ育児でも十分大変だったのに一家の大黒柱となり、仕事と育児を担っていくのは間違いなく大変だってことぐらいはわかります。

シングルマザーである友人も「幸せだけど金はない。」とよく話していました。

当時、夫と家庭内別居中だったわたしには友人はまだ見えない未来が沢山広がっているように思えたものです。

友人は新しい恋も始めていました。

それに比べて自分は、不幸な結婚生活の先に未来は到底ないと感じていたからです。

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母子家庭で気になる父親の役割

わたしの両親はとても仲が良かったので、母子家庭における子どもの気持ちが正直言って、経験がなくてわかりません。

あくまで想像しかできません。

しかも我が子は0歳児の時から異様に敏感で、気が強いわりにとても繊細な子どもです。

「わたしは対処できるだろうか・・?」

密かにそんな思いが胸にこみ上げてきました。

運動会で父親が参加する場面ではわたしが父親役になるだろうし、父の日とかもあります。

わたしの通っていた幼稚園では、父の日に描いた似顔絵をその場で父親に手渡しをする父親参観日もありました(そんな時はほんとどうしたらいいんでしょう?!)。

「わたしの家族」を題材にした作文を書く機会もあるかもしれません。

うさこちゃんの絵本ですら「とうさん、かあさん」って出てきます。

「どうしたらいいんだろう・・?」

悩んだわたしが離婚経験のある友人に相談したところ(離婚経験のある友人には大変恵まれています)、「父親は飾りだと思って、いないよりいた方がいいよ。授業参観とかで。」と言われました。

飾りって!妙に納得です。

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シングルマザーになっても子どもの父親代わりにはなれない

そして現在、飾りだのなんだの言う前に「もうこれ以上家族でいることが出来ないから離婚する」という選択肢のない状況となりました(笑)杞憂でした。

そこで思うのは、当たり前だけどわたしは子どもにとって父親の役目は果たせない・・ということでした。

あくまで母親なのだから。

幸いにも父親(わたしの夫)は生存はしているので、子どもにとって父親との交流はきっと無くてはならないものになるだろうと思います。

それがわたしにとって不本意であったとしても。

結婚していても母子家庭同様の生活

よくよく考えてみれば、夫と同居している時から夫の不在や非協力体制が主流だったため、経済活動を除いたら母子家庭同様の生活でした。

母と子がいる、以上!という状況ですね。

夫とは子どもが生まれてから不仲になりました。

そう、産後クライシスです。

子どもが生まれたことでお互いの状況や優先順位が変わり、仲の良かった夫との関係性はもろくも崩れ去ったのです。

めちゃくちゃもろかった・・。

ただ、産後クライシスを経験して唯一よかったことがあります。

それは、お互いに相手との相違について早い段階で気づけたことでした。

仮に我慢して結婚生活を持続させたとしても、破綻した時にその時間が長ければ長いほど不幸だと思うからです。

以前、実母から「あんたたち母子家庭のようなもんね。」と言われて初めて気づいたのですが、確かに専業主婦であること以外は母子家庭同様でした。

夫は戸籍上だけの家族

夫には何ひとつ相談できないような環境。

子どもの将来や体調管理、家庭運営などを常にわたし1人で考え、時には外部の公的機関へ相談し、1人で決めて行動せざるを得ないことがほとんどでした。

夫の役割は、お金を家にいれること(それもそんなに素直に入れてたわけじゃないし、夫が使う交友費も多かったけれど)。

ある意味それはそれで十分に見えるけど、その役割を上回るほどの憎しみ合いや無関心が心身に応えました。

子どもも夫になついていませんでした。

当然と言えば当然。

夫は、子どもが0歳の時からほとんど育児に携わってこなかったからです。

また、私たち夫婦は子どもの前でも度々口論をしてその度に子どもは必ず愚図って泣きました。

思い返せば、子どもに生まれて初めての雪を見せた時も、流星群を見た時も、クリスマスも誕生日も、常にわたしと子どもの2人っきりでした。

夫は戸籍上は家族であっても、家にはいつも居ない存在でした。

そこでわたしは、「なんだ、じゃあシングルマザーになっても今までと一緒じゃん。」と気づいてしまったのです。

悲しいかな、夫とは何ひとつ家族として積み上げてきたものがなかったのでした。

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