離婚

産後クライシスブログ第2話

【産後クライシスブログ第2話】

ここからは、私の産後クライシスの体験談について語り口調で書かせてもらっています(その方が書きやすかったので^^;)。

どうぞお付き合いください。

夫、わたし、ともに再婚同士。

婚活パーティーで知り合い、1年間の交際を経て結婚した。

夫は前の離婚から約1年半後の再婚。わたしは、離婚をして約2年後の再婚だった。

意外にも、お互いが運命のパートナーと思うほど自他ともに認める仲のいいカップルだった。

産後クライシスになる前は幸せな新婚生活

産後クライシスになる前・・つまり、子どもが生まれる前の話だ。

私たち夫婦は、意外にもとても仲の良い夫婦だった。交際期間は長くないし出会いだって婚活パーティーだったけれど、そんなことが全く関係ないくらい仲が良かった。

わたしは、前回の離婚でかなり手痛い思いをしていたので、再婚できたことと夫を人生のパートナーにできたことにも両方満足していた。

新婚生活とマタニティ期間が重なる

わたしは、出産願望は強いほうではなかった。というか、ほぼなかった。

結婚したらいずれ子どもができるんだろうくらいにしか思っていなかったし、まずは夫婦2人の生活を楽しみたい、と以前から願っていた。

けれど、結婚してすぐに子どもが欲しくなった

その時、年齢は30歳。今から子作りしても産むのは31歳。

若い頃に、30歳までには子どもを産めるだろうと何となく想像していたプランはすでに過ぎ去っていた。

2人目の子作りを考えるとそろそろ1人目が欲しいし、何より子どもが欲しいという気持ちが強くなったので子作りを始めた。

新婚生活スタートから2ヶ月後のことだった。

夫は喜んで賛成した。幸いにも、子作りを始めた翌月に妊娠が判明した。

それからはマタニティ期間が始まる。つまり、新婚1年目はほぼマタニティ期間となり、お腹の中の子どもを加えた3人の生活が始まった。

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産後クライシスの予兆は「嫁ハラ」

新婚生活に影を落とす義両親の「嫁ハラ」

出産後の1年間について冷静に考えてみると、産後うつや産後クライシスの原因には間接的といえど義理の両親の存在があった。

正確には、交際中から義父母には「嫁ハラ」の気があった。

嫁ハラとは?義理の両親による嫁ハラスメントの実態と6つの特徴「嫁ハラスメント」略して「嫁ハラ」という言葉をご存知ですか? 嫁ハラとは、義理の両親が嫁に対して「嫁が嫌がること」をしたり発言する...

その違和感にうっすら気づいていたけれど、早く再婚したくて見て見ぬ振りをしてしまった。

夫は、前の離婚の原因について「前の奥さんと両親が合わなかったから。」と言っていた。

今思えば、夫のこの言動に私たちが家庭内別居に至った全ての原因が隠されている。

私たち夫婦が家庭内別居に至ったの原因の1つに、夫がわたしと義両親の間に一切入ろうとしなかったことがある。

夫は当事者なのに、いつも傍観者だった。

夫に相談しても「どうしてうちの両親もお前もうまくやれないのか?勝手にやってくれ。」と他人事。

ほとんど相手にされなかった。

最後の最後まで、夫にとってわたしと義父母は自分の手をわずらわせる迷惑な人達であり、他人事という認識だったようだ。

そして夫いわく、義両親とわたしがうまくいかない原因は「義父母に合わせられないわたし(妻)のせい」らしかった。

夫との口論の原因は義両親の「嫁ハラ」

私たち夫婦はとても仲が良かったけれど、口論になる原因は決まって義父母のことだった。

立ち位置としては、こうだ。

  • 古い価値観を強制的に押し付け、一切私たちの話を聞こうともしない義父母。
  • そんな義父母のことを「もう2人とも歳だから。」「悪気はないから。」「これくらい我慢してあげて。」とかばい、義父母の言いなりになる夫。
  • 不満を募らせながらも、我慢するしかない嫁、わたし。

義父母から嫁ハラ発言をされても、わたしは何も言えなかった。

義父母はまぁ結構迫力があるタイプなので、威圧的で意見なんてとても言えなかった。

夫は、その場では絶対にわたしのことをかばってくれなかった。

夫はよく、義実家からの帰り道で「さっきは嫌な思いさせたかもしれないけど、お前が耐えてくれて助かったよ。ありがとう。」と言い「でも、2人とも悪気はないから我慢してあげて。」と付け足した。

夫によると、あくまで「義父母には悪気がない」ので彼らはわたしに対する失礼な言動を慎んだり、わたしに謝る必要はないそうだ(笑)

ただ、残念なことにわたしは従順な女ではない。

夫に対して意見を言う。そこで、毎回激しい口論となった。

夫は、義父母の話になると絶対引かなかった。

激しい口論の末、着地点もなく解決もせず、疲労するだけの喧嘩を何度も繰り返した。

夫は、前の離婚により義父母に対して負い目があるのでできるだけ義父母の意向を汲みたいのだろう。

ただそれは「事情がどうであれ、嫁よりも両親を優先する」という方程式のいっちょ出来上がりだった。

揉めている内容がなんだろうとどちらが正しいかは問題ではなく、全ての事柄において義父母が優先されるのだ。

しかも、未だにこの方程式は有効状態。

正直言って、夫は誰とも結婚せずに義父母と同居して3人で仲良く暮らしたほうがよかったのでは?と思う。

でも、義父母のことで口論になる以外は私たちは本当に仲が良く相性の良い夫婦だった。

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義両親にいいなりの夫

義父母の存在が、私たち夫婦が家庭内別居に至った原因の1つには違いない。

ただ、問題はそこじゃない。

義父母にいいなりの夫だった

例えば、夫が、新しく築く私たちの家庭を守ろうと奮闘してくれていたら別だ。

義父母の家庭と、私たち夫婦の家庭をしっかり区切ってくれていたら。

夫には、自分の家庭を築き「守る」という意識がなかった。

これが決定的な、家庭崩壊の原因だ。

夫は、夫婦で支え合って新しい家庭を築いていくことよりもいつも義父母のために私たちの家庭を運営していた

出産を機に、義両親との対立、夫との確執はスピードを増して明瞭になっていった。

続きは以下よりどうぞ(全9話)

産後クライシスブログ第3話【産後クライシスブログ第3話】 義理の両親からの嫁ハラに悩みながらも、それ以外は順調だといえるマタニティ&新婚期間だった。 ...

 

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