お中元は、いつも私(嫁)の実家が義実家へ先に贈り、その後に義実家から私(嫁)の実家へお中元が贈られてきていました。
お中元は、本来どっちから贈るものなのでしょうか?
嫁の実家から先に義実家へ贈るのがマナーなのでしょうか?
私は以前「お中元やお歳暮は、実家の両親から先に贈らないといつまでたっても義実家から贈られてこない」という現象に疑問を抱いていました。
お中元は嫁の実家から先に義実家へ贈るのがマナーなのか、普通はどっちから贈るものなのか調べてみると、意外な事実がわかりとてもすっきりしました!
お中元は嫁の実家から先に義実家へ贈るのがマナー?

お中元は嫁の実家から先に義実家へ贈る必要はありません。
結論から言うと、一般的に、お中元は目下の人から目上の人に対して贈るという考え方があります。
なので「嫁の立場は自分たちよりも下だ」という認識を持っている人の場合は、お中元が嫁の実家から先に贈られてくるのが当然という考えを持っている可能性もあります。
ただ、社会的には嫁の実家と義実家の間で「お中元はどっちから先に贈る」という考え方はそれほど重視(認識)されていないようです。
また、「お中元は嫁の実家から先に贈るもの」という決まりはありません。
それよりもお中元は普段の感謝の気持ちを伝えるものなので、相手が住んでいる地域のお中元の時期に合わせて贈るほうが大切だと言われています。
お中元をもらったらお返しは必要?
お中元をもらったらお返しは絶対必要かというと、そうではありません。
お中元はあくまで「感謝の気持ち」を表したものなのでお返しは不要です。
ただお中元のお返しをしない場合でも、お中元を頂いたらすぐにお礼状を送ったりお礼の電話をしましょう。
お中元を贈る意味は?

お中元を贈るのは、親しい方やお世話になった方へ日頃の感謝の気持ちを伝えるとともに、上半期の区切りに「夏の挨拶」として贈りものをする意味があります。
お中元を贈る時期はいつ?
お中元を贈る時期は地域によって異なります。
地域ごとのお中元を贈る最適な時期はこちらです。
北海道:7月中旬〜8月15日頃
東北・関東:7月初旬〜7月15日頃
北陸:住んでいる地区によって7月1日〜7月15日と7月15日〜8月15日に分かれる
東海・関西・中国・四国:7月中旬〜8月15日頃
九州:8月1日〜8月15日頃
沖縄:旧暦の7月15日前後(現在の暦だと8月中旬〜9月初旬頃)
地域によってお中元の時期が異なるので、贈る時期は相手の地域に合わせたほうが失礼がありません。
九州と沖縄以外では7月15日頃がお中元の時期になっているので、いつ贈ったらいいかわからない場合はこの時期に贈るのが無難かもしれません。
お中元の予算は?
お中元の予算は3,000円〜5,000円が一般的です。
贈る相手が上司や義理の両親など目上の方の場合は、5,000円程度の予算で選ぶ方が多いようです。
高額な物でも10,000円程度までにとどめるのが一般的です。
あまり高価すぎる品物を贈ると相手の負担になるので、あくまでも目安として考えるのがオススメです。お中元とお歳暮の違い

お中元とお歳暮の大きな違いは「贈る時期」です。
お歳暮の時期は地域によって異なりますが12月10日〜20日頃が一般的です。
贈る相手に感謝の気持ちを伝える意味があるのは変わりませんが、お中元よりもお歳暮の方が高価な品物で贈るのがマナーと言われています。
お中元はどっちから?嫁の実家から先に義実家へ贈るのがマナー?:まとめ
お中元にはどっちから先に贈るという決まりはありません。
それよりも、お中元では日頃の感謝の気持ちを伝えることが重要視されていることがわかりました。
もしあなたの義実家が「お中元は嫁の実家の方が先に贈るもの」と考えている場合は、トラブルを避けるために義実家の考えに沿ってあげたほうが無難です。
また、お中元返しなどが相手の経済的な負担になっている可能性がある場合は、お中元をするかどうかの相談を事前に行うのもおすすめです。